ハイビジョンTV5.1chスピーカー Q: NIROの最新技術
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NIROの最新技術 Q:の立体球形音場

ハイビジョンTV5.1chスピーカーQ:ユーザビリティと高音質を両立するホームシアターシステムとして、前方1スピーカーを早くから提唱してきたNIRO。
その革新的なシステムは、独創性と音質を高く評価され、多くの追随者を生みだしました。
しかし、オーディオ界に数々のイノベーションをもたらしてきた中道仁郎の探究心は、この成功に満足することなく、ホームシアターの醍醐味「サラウンド感」のさらなる進化へと向けられました。
HRTF(頭部伝達関数)を用いたフロントサラウンドの大きな弱点のひとつ、「後から迫る音」の実在感への不満。
それを克服する新たなシステムの確立をめざして、音の干渉の排除にスポットを当て、音質のクリアネスと音像定位を限りなく高めていく、
そうした幾多の試行錯誤の末、私たちは全く新しいアイディアに辿り着きました。
それは、前方1スピーカーから、上下2スピーカーへの大胆な変更。
これまで築き上げてきた方法論に固執せず、よりよい音を貪欲に追求して行き着いた結論でした。
その結果、後方からの音ばかりでなく、高さ方向の再現までも可能に。
まるで映画館にいるようなリスナーを包み込む「球形の立体音場」Spherical Surround(スヘリカルサラウンド:特許申請中)の創出に成功したのです。
「ハイビジョンTV5.1chスピーカー"Q;"」は、そんなNIROのフロンティアスピリットを象徴する製品です。
その革新性を、未知のサラウンド感を、ご自身の耳で体感してください。

上下分離型2スピーカーの原理と効果

定位

定位現在フロントサラウンドシステムの多くが、1台のキャビネットに複数のスピーカーユニットを隣り合わせでセットしています。 しかし、近接したスピーカーから放出される信号は相互に干渉し合い、さまざまな問題を引き起こします。とくにフロント用スピーカーとサラウンド用スピーカーは、ごく近距離に設置されているため干渉の度合いが大きく(図1参照)、デリケートな位置情報を含むリア信号の正確さを損ない、音を濁らせる大きな原因となっていました。
私たちNIROの製品も含め、せいぜい頭のやや後ろに音を定位させるのが限界、というフロントサラウンドの宿命的な欠陥です。
これを解消することで、後方からの音の定位を格段に明確化できると同時に、音の濁りをなくし、大幅な音質向上が見込めることがわかりました。

定位

「干渉」と「反射」を解消すれば、正確な音場を再現しながら、音質をも向上させることができる。問題点を整理しこのように結論づけた私たちNIROは、2つの阻害要因を取り除くため、あらゆるシミュレーションを実行しました。 そして、蓄積した膨大なデータが示すベストな選択肢は、意外にも前方上下2スピーカー構成だったのです。それは、自ら築き上げた1スピーカーシステムから決別することを意味していました。

干渉の大きな原因となっていた、フロント (FL+C+FR)用スピーカーとサラウンド(LS+RS) 用スピーカーを上下にセパレート。こうしたことにより、それぞれの音の解像度が格段に向上し、高いクリアネスを保ったままリスナーへ届けることができるようになりました。 また、分割によりユニット自体がコンパクトになったため、左右の壁面までの距離を大きくとることが可能に。そのうえサラウンド用スピーカー をTVの上部に配置することで、天井・床・左右の壁面からの距離がより等しくなりました。床面からの反射によるリアサラウンドの位置情報の不正確さが大幅に改善したことによって、今までは聴きとれなかった音までリアルに聴こえてきます。

干渉

音場を乱す原因

反射

また、左右に長いキャビネットをテレビ下に配置するフロントサラウンドシステムは、もうひとつ大きな問題を抱えていました。 それは、壁面や床からの反射です。フロント・センター・リアのスピーカーを、ひとつのユニットに詰め込むとなると、どうしても横幅の広いキャビネットにならざるを得ません。 しかし左右幅が大きくなると、それだけスピーカーと両サイドの壁との距離が充分にとれなくなります。近すぎる壁面は、サラウンド信号の反射波の減衰と遅延をさまたげ、原信号を大きく阻害する原因となっていました。 このため横長のスピーカーシステムで明確な音場を確保するには、ある程度広いリスニングルームが必要だったのです。 さらにこの現象は、左右の壁面のみならず床でも同様に発生しています。スピーカーをテレビ下に配置すると、直下に広がる床の反射の影響を免れません。理想的なサラウンド効果のためには、スピーカーユニットをもっと上に設置すべき(図2参照)なのですが、それを実践しているシステムは、NIRO以外にほとんど見当たりませんでした。

音場を乱す原因

「干渉」と「反射」。2つの問題を同時に解決する前方上下2スピーカーシステムは、さらに、サラウンドの世界へ次のような進化をもたらしました。
上下からの再生効果により、これまでのサラウンドシステムでは不可能だった高さ方向の音場定位を実現したこと。
今までのサラウンドは、前後左右のいわば平面上に広がる2次元の音場でした。フロント2スピーカーの新システムが生みだすのは、前後左右に上下をプラスした立体的なサラウンド空間。
まるで映画館にいるようなサラウンドの理想型、リスナーを包み込むSpherical Surround(球形音場)の完成に成功したのです。
しかし、夢のようなサウンドも、試聴室のように特殊にチューニングした部屋でなければ再現不可能、というのでは意味を持ちません。その点Q:は、床・天井・壁面の影響が限りなくゼロに近いため、サラウンドイメージの再現が容易です。
これこそまさにフロントサラウンドの進化。NIRO は確信します。このシステムが、次世代サラウンドの本流になることを